REIT(リート)はやばいか?やめとけと言われる理由やリスクとは

不動産投資での資産形成を検討している方であれば、不動産の投資信託であるREITについても興味があるという方は少なくないでしょう。
REITはアメリカから生まれた金融商品でしたが、現在は日本においても「J-REIT」の名前で人気のある金融商品です。
近年社会的に広まりつつあるREITですが、資産形成において「危険」「信用できない」というイメージを持っている方もいます。なかには「リスクが高いからやめとけ」と、周囲に言われた方もいるのではないでしょうか。
自分にとって正しい回答を見つけるには、REITの中身を知ることが重要です。そこで今回の記事では、REITは「やめとけ」と言われる理由や、資産形成に組み込むべきか解説していきます。
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目次
そもそもREIT(リート)とは?
そもそもREITとは投資信託の1つで、投資家から集めた資金で不動産(マンションなどを購入・運用)を運用し、得られた家賃収入や売却益を投資家へ配分する金融商品です。
投資信託と聞くと、株式や債権といったものが一般的ですが、法律上はREITも投資信託の仲間となります。
出典:一般社団法人 投資信託協会 「J-REITの簡単な仕組み」

REITと不動産投資の違い | メリット | デメリット |
---|---|---|
REIT |
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不動産投資 |
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REITはなぜやめとけと言われる?リスクについて解説
REITは株や債権と同じように、リスクが伴った金融商品です。そのためREITは「危険」「信用できない」「やめとけ」と言われることも多いでしょう。
たしかに投資をする以上、リスクをあらかじめ把握することは重要です。巷で「REITはやめとけ」と言われる要因になっているリスクやデメリットについて押さえていきいましょう。
- 元本保証ではない
- 賃料・地価の下落の影響を受けやすい
- 災害リスクがある
- 金利変動リスクがある
元本保証ではない
REITは投資信託の一種であるため、銀行の定期預金などのように元本保証されていません。
ただ、リスクが伴っているからこそ、一定のリターンが得られるのが投資の魅力でもあります。現在の銀行定期預金の金利相場は0.01%程度でしょう。
REITであれば3%〜5%程度で運用できるので、およそ300倍程度の金利の高さで運用が望めることは事実です。
金利相場 | 定期預金 | REIT |
---|---|---|
利回り | 0.01%程度 出典:価格.com「定期預金」 | 3%〜5%程度 出典:J-REIT |
賃料・地価の下落の影響を受けやすい
REITは投資信託の一種ですが、不動産投資の側面も持ち合わせているため、物件の賃料・地価の下落などが起こると投資家への分配金も下がってしまうリスクがあります。
上記のグラフは国土交通省が公表している不動産の価格推移である「不動産価格指数」を示しています。ここ10年くらいは安定して上昇傾向にはありますが、価格が変動すること自体はたしかにリスクと捉えることができます。
災害リスクがある
先ほども解説した通り、REITは不動産へ投資する金融商品の一種です。そのため、物件の災害リスクは避けて通れません。
自然災害は予測がしづらいため、リスクヘッジがしづらいです。そのためREITも「やめとけ」と言われる理由の1つになるでしょう。
金利変動リスクがある
REITは不動産投資するにあたり、投資家からの資金だけでなく金融機関からの借入も利用して物件を運用しています。そのため、金融機関からの借入の金利が変動するリスクが生じます。
出典:フラット35 「民間金融機関の住宅ローン金利推移(変動金利等)」
上記のグラフは、フラット35が公表している変動金利の推移を示したグラフです。
近年、歴史的な低金利が続いている不動産業界ですが、ローン金利が変動することで、投資家への分配金が減少することも考えられます。
REITはやめとけって本当?REITに潜むリスクへの考え方・対策
先ほどREITがやめとけと言われる主な原因を4つ紹介しました。REITは比較的新しい金融商品のため、こうした不安が湧き出るのも無理はありません。
ただし、そうした批判が本当に妥当であるかに関してはしっかりとした検証が必要です。実は先ほど紹介したREITの4つのリスクにはそもそも反論ができたり、対策があったりします。
- 考え方:元本保証がないのはREITだけではない
- 考え方:金利変動リスクがあるのはREITだけではない
- 対策:個別REITではなくインデックスファンドに投資する
考え方:元本保証がないのはREITだけではない
そもそも投資とは一定のリスクを伴うからこそ、一定のリターンが望めるものを指します。株式も会社の倒産リスクがありますし、株式のインデックス投資でも不況のリスクがあります。
REITだけが元本保証がないというリスクを抱えているわけではなく、その他の投資も全て元本は保証されません。
考え方:金利変動リスクはREITだけのものではない
たしかに金利変動リスクがあるのも事実です。ただし、これは比較的安全とされている国債への投資や、一般的に行われている株式でも同様です。
対策:インデックスファンドへの投資することでリスクは軽減できる
REITは間接的な不動産投資で物件というモノに投資している以上、災害のリスクはもちろん価値が落ちていくことも考えられます。
ただし、それは投資先を分散させるという対策が非常に有効にはたらきます。より複数の物件や地域に投資をすることで、リスクを薄めることが可能です。

やめとけと言われる理由 | 反論・対策 |
---|---|
元本保証ではない |
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賃料・地価の影響を受ける |
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災害リスクがある |
|
金利変動リスクがある |
|
REITは資産形成におすすめ!REITの5つのメリット
REITは「元本保証がない」「賃料・地価の下落の影響がある」「災害・金利変動リスク」などがあるため、「やめとけ」と言われることも多いでしょう。
しかし、比較的リスクが少なく不動産にも投資ができるREITは資産形成に組み込むことはおすすめできます。では、改めてREITに投資するメリットを確認しておきましょう。
- 現物の不動産投資よりもREITはリスクが小さい
- ポートフォリオが安定する
- 数100円といった少額からでも投資可能
- インフレ対策にも
- NISAが使える
実物不動産投資よりもREITはリスクが小さい
REITであれば、複数の不動産へ分散投資ができるため、1つの不動産を購入して運用していく実物不動産投資と比べてリスクが小さいです。
実物の不動産投資であれば1つのワンルームマンションや中古戸建て住宅を購入し運用していくことなるでしょう。また、多くの方であれば日本国内での購入・運用となるでしょう。
例えば、人気の海外REIT「eMAXIS Slim 先進国リートインデックス 」であれば、アメリカを中心とした先進国のREITへ分散投資が可能です。
出典:三菱UFJ国際投信 「eMAXIS Slim 先進国リートインデックス」
そのため、REITでの不動産運用であれば、「災害リスク」「金利変動リスク」を分散投資によって安全に資産運用が可能です。
ポートフォリオが安定する
REITは不動産ですので、株・債権とは異なる値動きをします。株や再建が暴落した場合でも、不動産は安定した価値を維持する可能性があります。
もちろん資産の全てをREITに投資白というわけではなく、分散投資の1つとして「REIT」を組み込むとポートフォリオ(資産分配)に厚みが出るでしょう。
少額からでも投資が可能
一般に不動産に投資するためには数千万円の資金が必要です。ただし、REITは数百円〜数万円程度から購入可能で、非常に小さな資金からでも不動産投資をスタートできます。

インフレ対策にもなる
不動産投資は株や債権とは異なり、モノ(実際の物件)に投資するため、物価の上昇となるインフレ対策も見込めます。
近年の政府の政策ではインフレを誘導するような金融政策が続いています。こうした情勢を鑑みると、インフレに耐性のあるREITへの投資は資産運用におすすめできます。
NISAが使える
REITでは非課税制度のNISAを利用して投資も可能です。NISAを活用すればREITで利益が発生しても一定期間であれば税金免除の対象になります。
NISAを利用することで、投資の大敵である税金をしっかりと対策しつつ投資できるため、お得に投資ができるでしょう。
REITのおすすめの選び方
REITは不動産投資の特徴を持っているため、株式・債権だけの資産形成をしている方にとっては、分散投資のためにREITを組み込むのはおすすめです。
REITにもさまざまな種類があるため、実際に銘柄を選ぶ際に迷ってしまうことも多いでしょう。

- 国で選ぶ
- 種類で選ぶ
- 利回りで選ぶ
国で選ぶ
REITは日本だけではなく、世界中に投資することが可能です。また、インデックスファンドに投資することで世界中に分散投資をすることもできます。
世界のREITの市場はこのようになっており、北米・中南米で約7割を占めますが、これはアメリカの市場が大きいためです。
出典:三井住友トラスト・アセットマネジメント 「世界のREIT市場」
種類で選ぶ
REITが投資対象とする不動産は6種類あります。それぞれで特徴は異なってきますので、事前に理解したうえで銘柄を選びましょう。
不動産の種類 | 特徴 |
---|---|
オフィス |
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商業施設 |
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住宅 |
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物流施設 |
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ホテル |
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ヘルスケア・介護施設 |
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利回りで選ぶ
投資である以上、基本となるのはもちろん利回りです。単純に考えて、予想配当金利回りが高ければそれだけリターンも高いということです。
J-REITにおける利回りは3~5%が基本です。それを基準として各商品を選びましょう。
REITにおすすめな証券口座3選
REITの取引は証券口座が必要です。中でもネット証券上からの取引であれば、手数料も低く数百円からREITの取引が可能です。

- 楽天証券
- LINE証券
- SBI証券
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REITへの投資を検討している方も、複数の銘柄を比較して最適な金融商品を資産形成として組み込めるでしょう。
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よくある質問
REITも投資信託の一種のため、元本保証はなくリスクが伴います。
投資対象となる不動産の種類によってREITの種類も変わります。
地域や種類を分けて投資することで、リスク分散ができます。
まとめ|REITはやめとけは不適切!REITは資産形成の強い味方になる
REITは確かに一定のリスクを伴った投資商品ですが、他の人気な投資と比べて顕著にリスクが高いわけではありません。
REITを資産形成に取り入れるメリットは複数あり、うまく活用していくことで投資の安定性が増すでしょう。証券口座なだを持っていない方はおすすめの証券口座をぜひ参考にしてみてください。

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