屋根リフォームの工事種類と費用とは?補助金・安く抑えるコツも

「屋根リフォームの工事種類にはどんなものがあるのだろう」「費用はどれくらいかかるの?」このようにお悩みではありませんか?屋根リフォームには、主に「塗装」「カバー工法」「葺き替え」という工事を施します。
目的によってどの工事を実施するか異なるため、費用が変わる場合も。また、リフォームを実施する際には自治体・国から受け取れる補助金を活用すれば、費用を抑えられる可能性があります。
そこで本記事では、屋根リフォームの種類と費用、費用を抑えるための補助金・コツなどを紹介。また、屋根リフォーム会社が探せるおすすめリフォーム見積もり比較サイトもあわせて解説します。

本コンテンツ内で紹介しているサービスの一部もしくは全てに、広告を含む場合があります。ただ、広告が各サービスの評価に影響をもたらすことは一切ございません。詳しくは、不動産スタディのコンテンツポリシーとコンプライアンスポリシーをご確認ください。
※当サイトの記事は、次の法律・規約その他の法令の定めに則り作成しております。
・景品表示法
・不動産の公正競争規約
目次
屋根リフォームの工事種類と費用【塗装・カバー工法・葺き替え】
屋根リフォームには、主に「塗装工事」「カバー工法」「葺き替え」の3つがあります。それぞれの種類の特徴と費用について説明します。
屋根リフォーム塗装工事の特徴と費用
塗装工事とは、いわゆる屋根の塗り替えです。屋根の見た目を美しく保つだけでなく、塗膜によって屋根を保護する役割もあります。
屋根の形や面積によって変動しますが、塗装工事の費用は、約15〜80万円です。また、使用する塗料によっても、料金は以下のように変動します。
塗料種類 | 料金 | 耐用年数 |
---|---|---|
ウレタン | 1,000~2,000円/㎡ | 5〜10年 |
シリコン | 1,500~3,500円/㎡ | 10〜15年 |
フッ素 | 1,500~4,500円/㎡ | 10〜20年 |
断熱・遮熱 | 2,500~4,500円/㎡ | 15〜20年 |
屋根リフォームカバー工法の特徴と費用
カバー工法とは、現在の屋根材の上に新しい屋根材を被せる工事を指します。古い屋根材を取り外して新しいものを取り付ける「葺き替え」よりも出費を抑えられます。
屋根の形や面積によって変動しますが、カバー工法にかかる費用は、約50〜150万円です。
また、屋根が二重になるので、断熱性や遮音性もアップするのがメリットです。

屋根リフォーム葺き替えの特徴と費用
葺き替えとは、古い屋根材を外して新しい屋根材を設置する工事です。
屋根の形や面積によって変動しますが、葺き替えにかかる費用は70万円~です。
また、性能が高く丈夫な屋根材に変えることで、地震時の倒壊の危険性も低くなります。デメリットとしては、廃材の処理費用など他2つと比べて費用がかかることです。また、工事期間もやや長めです。

屋根リフォームで使う屋根材【特徴と費用】
屋根のリフォームで使う屋根材の特徴と費用を紹介します。
屋根材 | ㎡単価 | 耐用年数 |
---|---|---|
ガルバリウム鋼板 | 5,000~10,000円 | 20~30年 |
スレート瓦 | 3,000~4,500円 | 10~20年 |
粘土瓦 | 5,000~15,000円 | 50~100年 |
ガルバリウム鋼板の特徴と費用
ガルバリウム鋼板とは、アルミ・亜鉛で鉄を覆っている非常に耐久性に優れた屋根材で、価格は5,000~10,000円/㎡です。
亜鉛の防腐性・アルミの耐久性を兼ね備えているため、従来の屋根と比べて、耐久性に優れています。また、加工がしやすい材料なので、多くの住宅に使用されています。
積雪に耐えられるため、寒い地域でも安心です。また錆びにくいため、海岸付近でも多く利用されています。加えて、耐震性・耐熱性にも優れており、住まいをグッと丈夫にしてくれるのです。

スレート瓦の特徴と費用
スレート瓦とは、セメントを瓦状に固めた屋根材のことで、価格は3,000~4,500円/㎡です。メリットは、価格が安いこと・施工しやすいことです。
ただし、価格が安い分デメリットも。まず、スレート瓦に含まれているセメントには防水性がなく、表面にアクリル加工をしているのですが、10年ほど経過して劣化が進むと防水性は完全に損なわれます。
そのため、塗装や屋根の総取り換えなどのメンテナンスが必須になります。また、寒さに弱いため、凍害のある寒い地域には向いていません。

粘土瓦の特徴と費用
粘土瓦とは、粘土で瓦を生成し焼き上げて作られたもので、価格は5,000~15,000円/㎡。日本では多くの家で使われており、「和瓦」と聞いて一般的にイメージされる瓦です。
日本では古くから使われている屋根材で、50~100年持つほど耐久性に優れた瓦です。デメリットとしては、他の素材と比べて重いことが挙げられます。家にかかる負担が大きいため、他と比較して耐震性はやや劣ります。

屋根リフォーム費用を抑える5つの方法
屋根のリフォーム費用を抑えるための方法を5つ紹介します。
- 補助金を申請する
- 屋根と外壁のリフォームをまとめて実施する
- 可能な箇所はDIYする
- 屋根リフォームの詐欺に注意する
- リフォーム見積もり比較サイトを利用する
1.補助金を申請する
バリアフリーや省エネ機能、耐震性能の向上などのリフォームをした際に、自治体・国から補助金が受け取れる場合があります。
決して大きな額ではないですが、他の補助金と組み合わせると出費を抑えられます。
具体的には以下のような補助金があります。
補助金 | 金額 |
---|---|
長期優良化リフォーム推進事業 | 対象費用の1/3 ・評価基準型① 上限100万円/戸 |
省エネ住宅ポイント | 1戸あたり300,000 ポイントまで |
地域型住宅グリーン化事業 | ・長寿命型・高度省エネ型 ・高度省エネ型 ・優良建築物型 |
2.屋根と外壁のリフォームをまとめて実施する
もしリフォームの予定があるならば、屋根だけでなく外壁もまとめてリフォームすることで、出費を抑えられる場合があります。
理由は2つあります。1つ目の理由は、足場代を節約できることです。工事のための足場を組むためには約20万円かかり、工事を別々に行う場合その都度料金が発生します。

2つ目の理由は、交通費などの諸経費を節約できるからです。外壁と屋根の工事を同時に行えば、交通費などの諸経費は1回分しかかかりません。
3.可能な箇所はDIYする
可能な箇所は自分でDIYすることで、費用を抑えられます。例えば、塗装であれば素人でも実施でき、業者の半分程度の費用に抑えられます。
ただし、プロではないためすぐに塗装が剝がれてしまったり、隣家に塗料が飛び散ってしまったりなどの問題が起こる可能性もあるため、慎重に検討しましょう。
4.屋根リフォームの詐欺に注意する
「必要ない工事をさせられた」「高い違約金を請求された」などの屋根リフォームの詐欺にあってしまうと、予想外の出費が発生します。

まず、飛び込み営業の業者を屋根に上がらせないことです。屋根をわざと壊してリフォームが必要だと迫る悪質なケースもあるので注意してください。
また、「割引」「無料」などの言葉に惑わされないよう注意してください。安いリフォームには必ず理由があるため、安いからといって内訳を聞く前に契約を結ばないようにしましょう。
5.リフォーム見積もり比較サイトを利用する
リフォーム見積もり比較サイトとは、リフォームの際に複数の業者に見積もりを依頼できるサービスのことです。業者によって料金はまちまちですが、1社1社に見積もりを依頼すると、非常に時間がかかります。
一方、見積もり比較サイトを利用すれば、物件情報を入力するだけで複数の会社の見積もりを受け取れます。そして見積もりを見比べて、より安く条件にあった業者と本契約を結ぶという仕組みです。

屋根リフォームの費用は火災保険でお得にできる?
屋根リフォームにかかる費用は、火災保険でお得にできるケースがあります。実は火災保険を利用して工事ができたのに知らずに自費負担してしまっては損をしてしまうため確認しておきましょう。
屋根リフォームに火災保険が適用されるケースとしては、台風や強風、雪害などによって屋根が破損してしまった場合のリフォームです。
リフォーム代が火災保険適用となるための条件としては、以下のような項目があります。
- 被害にあってから3年以内
- 加入している火災保険に風災補償が含まれている
- 工事費用が20万円以上
このように台風などの風災によって屋根のリフォームが必要になった場合、リフォームにかかる費用が保険で全額負担される場合もあるため、リフォーム会社と保険会社に連絡してみましょう。

【屋根リフォームの優良会社が探せる】見積もり比較サイトおすすめ5選
屋根のリフォームをする際におすすめの見積もり比較サイトを5つ紹介します。

自分で1社1社見積もり依頼をするよりも手間が省けて、効率良く希望に合う会社を見つけられます。
一括見積もりサイトのランキング根拠はこちらです。
リショップナビ
- 全国の不動産会社1,400社から自分に合う会社を紹介
- 厳しい加盟審査に通過した会社のみを紹介
- カスタマーサポートが会社の紹介、不安や疑問点を解消
リショップナビは、全国の優良リフォーム会社1400社から、希望の条件に合う会社に無料で見積もり依頼ができるサービスです。
厳しい審査に通過した会社のみを紹介するので、安心して利用できます。また、カスタマーサポートに疑問点を相談できるので、リフォームが初めてでも心配ないでしょう。
リフォーム見積もりは簡単3ステップで完了します。複雑な手続きは必要ありません。

- 施工日数: 10日間
- 物件種: 一戸建て
- リフォーム費用: 約213万円
- 施工会社: 株式会社ゼファン


ホームプロ
- 90万人以上が利用する、10年連続利用者数No.1の実績
- 紹介された会社と匿名のまま連絡できる
- 加盟会社に対して厳しい審査と指導を設けている
ホームプロは90万人以上が利用しており、10年連続利用者数No.1※という実績を誇る見積もり比較サイト。多数の利用者に加え、90%以上の利用満足度を誇っており、多くの人から支持されているサービスだと分かります。
要望を登録するだけで、信頼できる地元のリフォーム会社を、無料で複数社紹介してもらえます。自分で探す手間が省ける分効率的です。

- 施工日数:1週間
- 物件種: 一戸建て
- リフォーム費用: 130万円
- 施工会社: 株式会社桜建装


ハピすむ
- リフォーム関係の資格保持者が会社を紹介
- 土日祝日でもリフォームをサポート
- 加盟会社には厳正な審査を実施
ハピすむは、リフォームスタイリストや福祉住環境コーディネーターなどリフォーム関係の資格保持者がサポートする見積もり比較サイトです。
リフォームの知識があるスタッフが対応するので、不安点を的確に解消できます。土日祝日も対応するので、平日はお仕事が忙しい方でも利用できます。
デメリットとしては、最大一括査定業者が3社とやや少なめなこと。5~10社の見積もりが貰えるサイトも多いため、3社では自分に適した会社が見つからない可能性もあります。

タウンライフリフォーム
- リフォームのアイデアとアドバイスを受けられる
- 利用満足度・使いやすさNo.1の実績※
- 独自の基準をクリアした優良会社のみを紹介
タウンライフリフォームは、不動産会社からもらえるアイデアとアドバイスが特徴の見積もり比較サイトです。
リフォームの見積もりはもちろん、リフォームのアイデアやアドバイスもしっかりと提供するリフォーム会社が揃っています。
デメリットは、提携している会社が460社以上と少なめなこと。会社数が少ないと、自分の希望条件に合う会社が見つかりにくいかもしれません。

リノコ
- 無駄を省いて低価格を実現
- 年中無休のサポート体制
- 価格の分かりやすさ・安心感がある
リノコは、無駄を省いてコストを削減することで低価格を実現しています。また、リノコでは「リフォームにかかる全ての費用を含めた総額料金」を表示しているため、後々料金が高くなることもありません。
デメリットは、見積もりがでるのが少し遅いこと。現地調査後に見積もりを出すので、どうしても遅くなってしまいます。

運営会社 | セカイエ株式会社 |
---|---|
利用料金 | 無料 |
最大一括査定業者数 | ー |
まとめ
今回は、屋根リフォームの種類と費用、費用を抑えるための補助金・コツなどを紹介しました。
屋根リフォームには、屋根を塗装する工事(約15〜80万円)、既存の屋根に新しい屋根材を取り付ける「カバー工法」(約50~150万円)、屋根材を総取り換えする「葺き替え」(70万円~)があります。
省エネ性能や耐震性を高めるリフォームの場合、国から補助金を受け取れるため、チェックしてみてください。
本記事を参考に、まずは屋根リフォームの種類や費用を理解した上で、見積もり比較サイトを使って希望に合う業者を探してみてください。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等の仕様等について何らかの保証をするものではありません。本記事で紹介しております商品・サービスの詳細につきましては、商品・サービスを提供している企業等へご確認くださいますようお願い申し上げます。
・本記事の内容は作成日または更新日現在のものです。本記事の作成日または更新日以後に、本記事で紹介している商品・サービスの内容が変更されている場合がございます。
・本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他の企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事内で紹介されている意見は、意見を提供された方の使用当時のものであり、その内容および商品・サービスの仕様等についていかなる保証をするものでもありません。