
これから不動産投資に挑戦しようか迷っている人の中には、失敗率や失敗した場合どうなるのかを気にしている方もいるでしょう。
ネットでさまざまな失敗例が紹介されているため、失敗を恐れて挑戦できずにいる方も多いのではないでしょうか?
初心者の方でも失敗例に対するしっかりとした対策を練れば、限りなく失敗率は下げられます。
そこで今回は、不動産投資の失敗例を紹介。また、失敗談に基づいた対策法も紹介しています。

Contents
不動産投資の失敗率は何%?
不動産投資の失敗率はどれくらいなのか調べている人もいるでしょう。
ですが、不動産投資の失敗率、成功率に関する明確なデータは存在しません。
失敗率や成功率を気にするのではなく、いかに成功率を上げるかを考えましょう。
不動産投資で失敗したら借金を背負う?
不動産投資の失敗をイメージしたときに多額の借金をイメージする方もいるでしょう。
自己資金のみで不動産投資の初期費用をまかなえる人は少数派です。またローンの残債が残ってしまうまでの代表的なパターンは以下の通りです。
- 空室状態が続き、家賃収入が入らなくなる
- ローンの返済を給与や貯蓄から返済するようになる
- 返済が厳しくなり、物件を売却する
- ローンの残債よりも物件の売却額が下回り、ローンの残債のみが残ってしまう
上記の例からわかることは、最終的に赤字になっているということです。
不動産投資では、最終的に赤字になった場合を失敗だと考えます。
運用中に赤字になったとしても、対策をして改善できれば失敗ではありません。
不動産投資でよくある失敗例と対策
- 念入りなシミュレーションをしなかった
- 主膳費用を考えずに中古物件に手を出してしまった
- 出口戦略まで考えずに投資してしまった
- 物件の管理を甘く見ていた
- サブリース契約について勘違いしていた
- 不動産会社の言うことを鵜呑みにしてしまった
- 節税対策を目的としていた
不動産投資でよくある失敗例を7つピックアップしました。
これから不動産投資に挑戦しようと考えている方は、失敗例だけでなく対策についても覚えておきしょう。

念入りなシミュレーションをしなかった
不動産投資は家賃収入を得るために行う人がほとんどです。
家賃収入という利益に対してさまざまな経費がかかり、購入前にしっかりとした収支シミュレーションをしない方の多くは失敗している傾向にあります。
さまざまなコストを差し引いた利回りを実質利回りといいます。不動産投資では実質利回りを重要視する必要があり、不動産サイトなどで公開されている利回りは表面利回りです。
物件の購入価格に対してどのくらいの家賃収入を得られるか、が表面利回りです。

修繕費用を考えずに中古物件に手を出してしまった
築年数が古い物件は購入費用が安く抑えられるので、高利回りだと勘違いする方も少なくありません。
ですが、実際には購入した状態では借り手が見つかりにくく、大規模な修繕(リフォーム)が必要となる場合があります。
築40年以上の物件には部屋全体のリフォームが必要だとされていて、600万円以上の修繕費用がかかります。
また、築20年前後の物件なら水回りのリフォームだけで済む場合がほとんどですが、水回りを全入れ替えした場合、200万円程度の資金が必要です。
いずれにせよ、リフォームには数百万円程度の資金が必要となります。したがって、中古物件を購入する場合は「どれくらいのリフォーム費用がかかるのか」を把握しておくべきだと言えます。

出口戦略まで考えずに投資してしまった
不動産投資のローンは、平均して30年~40年間支払い続けます。
ローンの返済後は家賃収入のほとんどが手元に残るようになりますが、人によってはいつ売却するかも考えるべきです。
築年数が経過すると建物の修繕費用がある程度必要となってきます。前述でもご紹介した通り、リフォームの規模は築年数が古くなるほど大きくなります。
したがって、相続・贈与などを考えていない方は「いつ頃までに売却するか」も事前に決めておくのがおすすめです。
物件の賃貸物件としての運用期間や、売却時期をあらかじめ考えておくことを出口戦略と言い表します。

物件の管理を甘く見ていた
不動産を賃貸物件として運用する場合、自分で管理するか管理会社に委託するかの2種類の方法から選択する必要があります。
管理会社に委託するとその分コストがかかるため、自分で管理しようと思う人も少なくありません。
賃貸用の物件として個人で管理するためには、豊富な知識や時間が必要となります。
- 入居者の募集・入居審査
- 内見対応・契約に関する手続き
- 近隣住民に対するクレーム対応
上記の内容を知識の少ない初心者が行うのは厳しいでしょう。また、副業で不動産投資をしようと思っているサラリーマンの方には、厳しい内容だと言えます。
遠方に物件を購入した方も、物件に赴くための交通費などのコストがかかるので注意が必要です。
特に入居者の募集は、不動産の管理・運用のプロである管理会社に任せたほうがいいでしょう。

サブリース契約について勘違いしていた
不動産投資の手法としてサブリース契約を選択する方もいますが、契約内容をしっかりと確認せずに契約するのはやめましょう。
サブリース契約とは、物件のオーナーから借り上げ、借り手に対して物件を転貸しするサービスを指します。
- 空室状態でも賃貸収入を保証してもらえる
- 家賃の請求や滞納時の催促などの管理業務を行ってもらえる
- 入退去時に発生する原状回復費用なども負担してもらえる場合がある
一見メリットしかないように思えますが、契約書の内容には注意が必要です。
- 定期的な賃料の見直しについて
- 免責期間について
以上に2点に関しては、事前にしっかりと確認しておきましょう。免責期間とは、借り手が退去してから入居者が見つかるまでの期間を指し、その期間は家賃保証がされません。
免責期間は、半年から1年程度に設定されているケースがほとんどです。絶対に確認すべき事項は上記の2つです。
そのほかにも解約条件や広告費・原状回復費用の負担についてなど、いくつか確認すべきことはありますが、まずは上記の2点を確認しましょう。
不動産会社の言うことを鵜呑みにしてしまった
初心者の方で、不動産会社に言われた情報を鵜呑みにしてしまう方の多くが失敗しています。
不動産投資に対する知識が少ないがゆえに、不動産会社から言われた良い情報のみを信じてしまうのです。
信頼できる不動産会社なら問題ありませんが、中にはそういった悪徳業者もいるのでご注意ください。
不動産投資を始める前に、本やWebサイト、セミナーなどである程度知識をつけておくのがおすすめです。
また、いい情報のみを鵜呑みにして、自分にとって都合のいい予測をしないようにしましょう。

節税対策を目的にしていた
「不動産投資は節税対策になる」という情報を聞いて、これからはじめてみようか迷っている方もいるでしょう。
ですが、実際に不動産投資の節税効果をきちんと理解している人は少数派です。
- 住民税・所得税
- 相続税・贈与税
住民税・所得税に関しては、ワンルームマンションを一部屋所有したくらいでは大して節税効果を体験できません。減価償却費が少なく、大して経費もかからないからです。
また、所得税・住民税を節税するには不動産投資の業績を赤字にする必要があります。
節税目的で赤字経営を続けてしまうと、給与や貯蓄を圧迫する結果になりうるので注意しましょう。

不動産投資で失敗する人の特徴
- 学習時間が圧倒的に少ない
- 念入りな計画や目標がない
- 投資に対する経験が少ない
不動産投資で失敗する人の特徴は上記の3つです。それぞれ詳しく解説していきます。

学習時間が少ない
不動産投資には専門用語や利回り、税金などさまざまな知識が必要です。
しっかりと知識がない状態で不動産屋の言うことを鵜呑みにしてしまうと、失敗する可能性が高めてしまうこともあるので注意しましょう。
不動産屋の言うことを鵜呑みにしてしまうと、不良物件を掴まされる可能性があります。

念入りな計画や目標がない
念入りな計画や不動産投資に対する目標がハッキリしていない方も要注意です。
税金やローンの返済、物件が老朽化した際の修繕費用など、数十年間にわたる収支シミュレーションを行いましょう。
空室リスクや将来的なリフォームのために、家賃収入を貯蓄しておくと良いでしょう。
また、目標設定をしっかりとしておくべきです。「何年後に物件を売却する」や「ここまでローンを返済したら次の物件に投資する」など、投資に対する明確な目標設定をしましょう。

不動産投資で失敗した場合の対処法
- 投資用マンション被害対策弁護団
- NPO法人 不動産トラブル解決センター
- 独立行政法人 国民生活センター
- 一版社団法人 全国住宅ローン救済・任意売却支援協会
不動産投資をはじめた後に「失敗してしまった…」と思った場合は、早急に上記の相談相手に相談しましょう。
こちらでご紹介している4つの相談相手は、不動産のトラブル全般に対して対応しています。
完全に失敗する前や、詐欺などのトラブルにも対応してもらえるのでぜひ活用してみてください。
初心者の方で相談先がわからず、どんどん取り返しのつかない状況に陥る方も少なくありません。

不動産投資の失敗率を下げる方法
- 物件のクオリティよりも立地を優先する
- 信頼できる管理会社と契約する
- 無理のない範囲で融資を受ける
不動産投資の失敗率を下げる方法は上記の3つです。失敗率を下げる方法とは、言い換えれば成功率を上げる方法だと言えます。

物件のクオリティよりも立地を優先する
不動産投資では、物件よりも立地が重要だと言われています。
どんなにハイクオリティの物件でも、駅からの距離が遠いなどの悪条件が重なれば空室リスクが高まります。
一方、多少クオリティが低い物件だとしても、駅近や周辺環境が整っているなどの好条件が重なれば賃貸需要が高まります。
仮に築年数が古い物件だとしても、リフォームをすれば改善できるのがポイントです。

信頼できる管理会社と契約する
信頼できる管理会社に物件の管理を依頼するのも重要です。入居者募集や審査など、物件の管理業務のほとんどを依頼するので、確かな実績を持つ業者を選択するべきだと言えます。
管理会社が悪いと入居者募集がうまくいかず、空室状態が続くケースもあります。

無理のない範囲で融資を受ける
物件を購入する際に金融機関から融資を受ける人がほとんどですが、上限いっぱいの金額を融資してもらうのはやめましょう。
上限で融資を受けるということは、毎月の返済額も大きくなってしまいます。
毎月の返済額が大きいと、予想外の出費が発生したときに対応できなくなる可能性があります。

おすすめ不動産投資会社7選
RENOSY
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- 不動産投資の売上実績2年連続No.1
- 専用アプリで物件を簡単管理
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RENOSYは、不動産投資の売上実績2年連続No.1で、入居率は99.5%であり、高い実績を誇っています。
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評判もよく、「ネットで選ばれている不動産投資会社」「安心・信頼できる不動産投資会社」「友人に紹介したい不動産投資会社」の3部門で1位を獲得しています。

会社名 | 株式会社GA technologies |
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所在地 | 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー40F |
設立 | 2013年3月12日 |
入居率 | 99.5%(2021年2月時点) |
実績 |
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無料セミナー |
面談あり(完全非対面) |
無料セミナー資料内容 |
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出典:RENOSY公式サイト
グローバル・リンク・マネジメント
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グローバル・リンク・マネジメントは、マンションの開発から販売、賃貸管理までを行うマンション経営のプロフェッショナルです。
マンション経営の専門家として、周辺調査やエリアの開発計画、今後の需要に関しても独自のリサーチを行なっています。
出典:グローバル・リンク・マネジメント 「セミナーを開催している3つのポイント」
グローバル・リンク・マネジメントの入居率は7年連続99%超え、紹介・リピート率も71.3%となっており、実績と評判も申し分ありません。

会社名 | 株式会社グローバル・リンク・マネジメント |
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所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1丁目12番1号 渋谷マークシティウエスト21階 |
設立 | 2005年3月 |
入居率 | 98.27%(2021年11月1日現在) |
実績 |
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無料セミナー | 毎日開催 ※来場型のセミナー参加者には1500円分のAmazonギフト券プレゼント |
無料セミナーの内容 |
例:不動産投資を決断する前に知っておくべき5つのこと |
出典:グローバル・リンク・マネジメント公式サイト
※7 2021年11月1日現在
FJネクスト
- マンションの立地を徹底厳選!入居者が集まりやすい
- 人気の独自ブランドのガーラマンションシリーズ
- 入居率99.0%!
- 首都圏投資用マンション供給ランキング2年連続No.1!
FNネクストは創業41年の東証一部上場企業で、41年の歴史をもとに、マンションの立地について厳選を重ねており、入居者が集まりやすいのが魅力になっています。
独自ブランドの「ガーラマンションシリーズ」が特に有名で、立地は最寄り駅から数分以内とこだわりがあり、2021年6月現在で入居率は99.0%と高い水準を誇っています。
- ガーラマンションシリーズ:都市部の一人暮らし向けマンション
- ガーラ・レジデンスシリーズ:ファミリー層向けマンション
出典:FJネクスト 「首都圏投資用マンション供給ランキング第1位」
首都圏の投資用マンションの供給ランキングは2年連続1位で、実績も確かなため、確実性の高い投資が期待できます。

会社名 | 株式会社FJネクストホールディングス |
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所在地 | 東京都新宿区⻄新宿六丁目5番1号 新宿アイランドタワー11F |
設立 | 1980年7月 |
入居率 | 99.0% |
実績 |
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無料セミナー |
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無料セミナー内容 |
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出典:FJネクスト公式サイト

よくある質問
「不動産投資の失敗率は〇%」という風に公表している情報もありますが、公的なデータは一切存在しません。
収支シミュレーションをしない方の多くは失敗している傾向にあります。
不動産投資家として、収支シミュレーションは確実にできるようになりましょう。
不動産投資には専門用語や利回り、税金などさまざまな知識が必要です。
不動産投資をはじめた後に「失敗してしまった…」と思った場合は、早急に相談しましょう。
どんなにハイクオリティの物件でも、駅からの距離が遠いなどの悪条件が重なれば空室リスクが高まります。
まとめ
ここまで、不動産投資の失敗率や失敗例について解説してきました。
これから不動産投資をはじめる初心者の方でも、失敗する人の特徴や失敗例から対策を練れば、失敗率を限りなく下げられるでしょう。
また、不動産投資で借金を背負う可能性は多少なりともあります。
投資をはじめる前はもちろん、はじめた後も常に本やブログ、セミナーなどで常に勉強する姿勢を持ちましょう。
