
マンション売却や購入を検討しているが、最新のマンション売却価格の推移・動向について詳しく知りたいという方は多いのではないでしょうか?

マイホームとしてマンションの購入や投資用のマンションの購入・売却を考えている方にとっては、マンション価格の推移はしっかり調査をしておかなければなりません。
今回の記事では、マンション価格の推移・動向についてや、コロナの影響を踏まえたマンション価格の推移について解説していきます。
- 最新のマンション価格の推移について
- 全国・地域別でのマンション売却価格の推移・動向について
- マンション価格を知るためのおすすめの方法について
- 不動産売却を考えているなら一括査定サイトに依頼するのがおすすめ!その理由は?
- 不動産一括査定サイトに情報を入力すれば、無料で一度に複数社の査定結果を確認できる!
- 複数の不動産会社から査定結果が届くので、不動産がより高く売れる可能性が高まる!
Contents
【最新】マンション価格の推移について
最新のマンション売却価格の推移や動向を調査するためには、国土交通省が公表しいている「不動産価格指数」と「公示価格」について確認する必要があります。
不動産価格指数の推移を確認することで、マンション価格をみていきましょう。
不動産価格指数 | 国土交通省が毎月に表す指標で、不動産市場や不動産価格の動向・変動を表す指数のこと |
---|---|
公示価格 |
国土交通省が毎年1月1日時点における全国の標準地の土地価格を示す。 全国約26,000地点で調査を実施 |
全国のマンション価格について
2021年12月28日に国土交通省が公表している不動産価格指数については、住宅に関して前月比で0.6%下落しております。
しかし、マンション(区分所有)に関して見ると、前月比0.8%の上昇しており、全国的にみるとマンション売却価格については高くなっていることがわかります。
緑色のマンションの不動産価格指数を見ると安定的に上昇していることがわかるかと思います。
コロナ禍の状況の中でもマンションの需要は高くなっており、マイホームとしての需要や投資用不動産としての需要が高まっていることが要因として考えられるでしょう。
エリアごとのマンション価格の推移について
マンション価格を確認して見ると、全国的には売却価格は上昇していることが分かりました。
地域・エリアごとによるマンション価格の推移についても不動産価格指数を用いながら解説を加えていきます。
- 南関東圏(埼玉・千葉・東京・神奈川)
- 名古屋圏(岐阜・愛知・三重)
- 京阪神圏(京都・大阪・兵庫)
南関東圏|マンション価格の推移について
南関東圏における不動産価格指数については、安定的に数値が上昇しており、マンション価格が高騰しているようです。
下記のグラフはマンション価格の推移が分かる不動産価格指数について2008年からの動向を示しております。
出典:国土交通省
2009年ごろに一度下落が見受けられましたが、10年間で大幅な価格上昇が起きていることがわかるかと思います。

過去1年間の南関東圏における不動産価格指数の推移・動向をまとめた表は以下の通りとなります。
不動産価格指数 | 対前月比(%) | |
---|---|---|
2021年1月 | 151.1 | ▲0.3 |
2021年2月 | 153.6 | 1.7 |
2021年3月 | 153.8 | 0.2 |
2021年4月 | 155.7 | 1.2 |
2021年5月 | 158.0 | 1.5 |
2021年6月 | 158.0 | 0.0 |
2021年7月 | 161.4 | 2.2 |
2021年8月 | 163.2 | 1.2 |
2021年9月 | 164.9 | 1.0 |
出典:国土交通省
過去1年間の推移をみてみても、大幅な下落は見受けられず安定して上昇していることがわかります。
コロナ禍の状況ではありましたが、おうち時間も増えたこともあり、マンションの価値を改めて考えている方も増えていることが考えられるでしょう。

名古屋圏|マンション価格の推移について
名古屋圏におけるマンション価格の推移についても、南関東圏と同じような右肩上がりの状況になっています。
南関東圏と比較してみると、不動産価格指数が100を切っている時期が長かったですが、過去10年間で右肩上がりの状況になっています。
出典:国土交通省
上記のグラフからも読み取れるように、2008年から2021年までのグラフからでは、マンション売却価格は比例的に上がっており、南関東圏よりも不動産価格指数が大きくなっています。
また、過去1年間の名古屋圏における不動産価格指数の推移をまとめた表は以下の通りとなります。
不動産価格指数 | 対前月比(%) | |
---|---|---|
2021年1月 | 161.5 | ▲0.7 |
2021年2月 | 161.5 | 0.0 |
2021年3月 | 158.5 | ▲1.8 |
2021年4月 | 160.4 | 1.2 |
2021年5月 | 159.5 | ▲0.6 |
2021年6月 | 167.2 | 4.8 |
2021年7月 | 165.3 | ▲1.2 |
2021年8月 | 167.1 | 1.1 |
2021年9月 | 167.5 | 0.2 |
出典:国土交通省
名古屋圏における2021年についての不動産価格指数の推移を確認してみると、下落している月はあるものの、全体的に見ると上昇しております。
2021年9月時点の不動産価格指数は167.5となっており、南関東圏よりも高くなっております。

京阪神圏|マンション価格の推移について
京阪神圏におけるマンション価格についても、不動産価格指数の上昇が続いているようです。
下記は国土交通省が公表している2008年から京阪神圏の不動産価格指数の動向を表したグラフになります。
出典:国土交通省
上記のグラフからも読み取れるように、過去10年間での不動産価格指数は大幅な右肩上がりで、不動産価格指数(マンション売却価格)の上昇率は南関東圏・名古屋圏の中でも最も高いです。
また、直近1年間の京阪神圏における不動産価格指数の推移についてまとめた表は以下の通りになります。
不動産価格指数 | 対前月比(%) | |
---|---|---|
2021年1月 | 164.0 | ▲0.2 |
2021年2月 | 165.7 | 1.1 |
2021年3月 | 162.6 | ▲1.9 |
2021年4月 | 166.0 | 2.1 |
2021年5月 | 169.0 | 1.8 |
2021年6月 | 171.1 | 1.3 |
2021年7月 | 170.6 | ▲0.3 |
2021年8月 | 171.2 | 0.4 |
2021年9月 | 172.3 | 0.6 |
出典:国土交通省
京阪神圏のマンション価格の過去1年間の不動産価格指数についての変動では、連続してマイナスした月はなく、安定して価格が上昇しているのがわかります。

マンション価格の推移|コロナによる影響は?
コロナ禍においても、マンションの売却価格については大きく上昇しております

公益財団法人東日本不動産流通機構が公表している首都圏不動産流通市場の動向によると、マンションの成約価格の推移については以下のようになっています。
2019年に対する2020年の価格比率 | |
---|---|
中古マンション |
+4.6% |
中古戸建て | ▲0.2% |
土地(100~200㎡) | ▲3.0% |
出典:公益財団法人東日本不動産流通機構「首都圏不動産流通市場の動向(2020年)」
マンション価格の上昇の背景には、新築マンションの供給量が少なくなったために、新築マンション価格が高くなったことがあげられます。
また、コロナ禍の影響により売主が減り、品薄状態が続いているため、中古マンションを探している買主の需要が高まっているようです。
- 新築マンションの供給量の減少
- 新築マンション価格の高騰
- マンションを売却する人の減少
- 中古マンションが品薄状態
マンション価格を知る方法|不動産一括査定サイト
マンション価格の推移は、2013年ごろから右肩上がりで上がっており、現在は過去10年間で最も高く売れる時期であることがわかったかと思います。
しかし、実際の売却価格についてはそれぞれのマンションの築年数や使用状況によって変わってしまい、本当にマンションが高値に売れるかどうかはわかりません。

マンション売却における市場の相場を調べたり、不動産会社選びは時間と労力がかかる作業ですが、効率的できれば、マンション売却を成功できるでしょう。
そこで、おすすめなマンション売却方法である「不動産一括査定サイト」について解説していきます。
- マンション相場を把握できる
- マンションを高く売ってくれる不動産会社を見つけられる
- ネット上から短時間で利用できる
- 遠方にあるマンションも査定できる
- 無料で利用できる
マンション相場を把握できる
査定の基準は不動産会社によって異なるため、同じ家でも査定結果はさまざまです。相場より高く査定されることもあれば、安く査定される可能性もあるでしょう。
査定シミュレーションを利用すれば、複数の不動産会社に査定額を出してもらうことで持家の相場がわかります。

高く査定されるのはいいことのように感じますが、あまりにも相場からかけ離れている場合は注意が必要です。
相場よりも高い査定額で売り出してしまうと、買い手がなかなか見つからない可能性があります。相場を把握して適正価格で売り出すことは、売却活動をスムーズに進めるうえでも重要なことなのです。
マンションを高く売ってくれる不動産会社を見つけられる
複数の査定結果の中から高い査定額の不動産会社に仲介を依頼することで、マンションを高く売却できる可能性がより高くなります。
査定結果から分かるのは売却価格だけではありません。不動産会社の対応から、営業力があって信頼できる不動産会社なのかも判断できます。
不動産会社の比較だけでなく、担当してくれる営業担当者の力量も比較して、信頼できるパートナーとマンション売却を成功させましょう。
ネット上から短時間で利用できる
マンションを高く売るためには、複数の不動産会社に査定してもらうことが必須です。しかし、自分の足で何軒もの不動産会社に査定を依頼しに行くとなると、かなりの時間がかかります。
査定シミュレーションを利用すれば、物件情報を入力する手間は1度だけ。同時にまとめて査定を依頼できるので、手続きが短時間で済みます。

査定依頼がネット上で完結する点もメリットです。24時間どこにいても簡単に申し込めるので、忙しい人も手軽に利用できます。
遠方にあるマンションも売却査定できる
相続などの理由によって、遠方の家を売却することもあるでしょう。そんなときでも、査定シミュレーションを利用すれば自宅にいながらオンライン上で手続きできます。
全国各地に対応しているシミュレーションサイトなら、物件所在地にある不動産会社をマッチング。わざわざ現地に赴く必要がありません。
無料で利用できる
基本的に、売却希望者は査定シミュレーションを無料で利用でき、本サイトで紹介している不動産一括査定サイトはすべて「無料」で査定依頼できます。
一括査定に加えて電話やチャットによる相談窓口、営業電話の断り代行などのサポートを用意しているシミュレーションサイトもありますが、もちろん無料です。
マンション売却におすすめのサービス2選
不動産売却の中でも、マンションを売りたい方におすすめのサービスを2つ紹介します。
マンションナビ
- マンション専門の一括無料査定サイト
- 地図をクリックすれば、その地域の相場がすぐにわかる(公式サイトのみ)
- マンション名で査定額を検索できる(公式サイトのみ)
- エリアごとに情報を公開していて、売り時がわかりやすい(公式サイトのみ)
マンションナビは、マンション売却専門の不動産一括無料査定サイトです。そのため、マンションを売る人に特化した便利な機能が揃っています。
例えば、トップページの検索窓からマンション名を入れるだけで、すぐにマンションの価格を見ることができ、地図の地名をクリックすれば、その地域のマンション名がずらっと表示され、相場を簡単に見ることもできます。
マンションに特化していながらも、登録社数は2500社と多く、最大で9社から査定結果も届きますので安心して利用することができます。

出典:マンションナビ公式サイト
【一都三県限定】イエシルなら中立的な相場価格を提示してくれる
- 徹底して中立的な相場価格を提示
- 約9000万件の賃貸情報や売却履歴のデータをもとに、適正価格を算出
- 不動産仲介経験10年以上・有資格者の専任アドバイザーが無料でサポート
- 首都圏の人気マンション価格はトップページからすぐにわかる
IESHILは、上場企業の株式会社リブセンスが運営するマンションの価格査定サイトです。上記で紹介した一般的な価格査定サイトよりも、徹底して中立的な相場価格の提示にこだわりを持っています。
実際には売れないような高い査定価格ではなく、約9000万件もの莫大な不動産賃貸、売却データをもとに、適正な売却価格を公開してくれます。
政府が提供するデータをもとに、特許を取得した算出方法から、客観的な評価額を出しているので、中立的な査定が可能になっています。
さらに中立的な価格を知った後は、元不動産営業のプロの専任アドバイザーが、売却の不安を無料でサポートしてくれます。

出典:イエシル公式サイト
おすすめの不動産一括査定サイト
SUUMO売却査定
- 当サイト独自アンケートで人気No.1!
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SUUMOはタウンワークやゼクシィ、リクナビなどで有名なリクルートグループが運営しているサービスです。
SUUMOでは、全国のエリアごとに売却事例などの情報を掲載しており、さらに不動産会社の店舗の特徴や実績、スタッフ情報も確認できます。
そのため、査定額が妥当か判断しやすく、査定額を提示した不動産会社が信頼できる会社か見極めやすいのです。
同時査定依頼可能数も6社のサイトが多いなか、SUUMOでは10社の査定額から検討することができます。
そして、SUUMOを利用して不動産契約をすると、知名度が高いSUUMOに物件の広告を掲載でき、早期の売却が期待できます。

対象エリア | 全国 |
---|---|
提携会社数 | 2000社以上 |
同時査定依頼数 | 10 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
すまいValue(バリュー)
- 他社にはない業界最大手6社で査定ができる
- 年間取引数は6社合計11万件以上の実績
- 顧客満足度96.7%
- 大手ならではの交渉力・スピード感|売却まで平均2.7ヶ月
- 完全無料!全国対応!
すまいValueは、業界トップ企業6社の直営による不動産一括査定サイトです。そのため提携している不動産会社も、最大一括査定数も下記の6社に限定されています。
- 小田急不動産
- 住友不動産販売
- 東急リバブル
- 野村の仲介PLUS
- 三井のリハウス
- 三菱地所ハウスネット
他の一括査定サイトと比べると、かなり少ないと感じるかもしれませんが、上記の6社は不動産業界を牽引する最大手です。
6社の知名度は高く、11万件を超える年間の実績があります。安心して売却を任せられ、確かな営業力でスピーディーに売却が進むと考えられます。
デメリットとして、査定が全て大手企業であることからも、売出中物件は都市部に集中しているようです。地方の方はSUUMOやイエウールなど他の一括査定サイトもあわせて利用することをおすすめします。

対象エリア | 全国 |
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提携会社数 | 6 |
同時査定依頼数 | 6 |
運営会社 | 小田急不動産 住友不動産販売 野村の仲介 三菱地所ハウスネット 東急リバブル 三井のリハウス |
イエウール
- 全国の不動産会社1,900社以上と提携|特に地方の不動産に強い
- 「月間ユーザー数」「提携社数」「エリアカバー率」すべてNo.1
- 累計利用者数1,000万人以上
- 一括査定フォームの入力はチャット方式で簡単
- 完全無料!全国対応!
イエウールは、業界最大級の不動産一括査定サイトです。11万件を超える年間の実績しています。
対応エリアの幅が広いことが強みで、都市部はもちろん、地方に強い不動産会社も登録しています。
デメリットとしては、大手不動産会社の登録が少ないことです。気になる方は大手に特化しているすまいvalueとあわせて利用するのがおすすめです。

対象エリア | 全国 |
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提携会社数 | 1900社以上 |
同時査定依頼数 | 6 |
運営会社 | 株式会社Speee |
出典:イエウール公式サイト
住友不動産販売
- 問い合わせから売却までマンツーマンの営業体制
- 顧客満足度94.1%!
- 年間購入相談件数18万件以上
- 売却中の室内をより魅力的にするバーチャルステージング
- 完全無料!全国対応!
住友不動産販売の特徴は、営業担当者がマンツーマンでついてくれることです。
お問い合わせ時から売却後のアフターフォローまで、一貫して担当者がついてくれるため、責任のある取引をしてくれるでしょう。そうした丁寧なサービスから、顧客満足度は94.1%となっています。
また、独自サービスのバーチャルステージングは、360°カメラで撮影したマンション室内の写真を加工するサービスです。余計なものを消して、素敵な家具を配置することで、買い手が購入後の暮らしをイメージできます。

対象エリア | 全国 |
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提携会社数 | - |
同時査定依頼数 | - |
運営会社 | 住友不動産販売株式会社 |
出典:住友不動産販売公式サイト

よくある質問
マンション価格を示す不動産価格指数(国土交通省公表)は過去10年間、右肩上がりで上昇しています。
ただ前月比をみると下落しているところもありますので、今後の不動産価格の動向は確認しなければなりません。
不動産一括査定サイトを利用することで、複数の不動産会社から一括で見積り依頼ができるため、忙しい方でも簡単に相場を把握できるでしょう。
要因として考えられることは、「新築マンションの供給量の減少」「新築マンションの価格高騰」や「中古マンションが品薄状態」のためです。
売却時の不動産の売却相場や不動産会社の比較するには非常に便利です。
不動産一括査定サイトごとに「得意としている不動産の種類」で選ぶのもおすすめです。
まとめ|マンション価格の推移は上昇
マンション価格は上昇しており、過去10年間の不動産価格指数を見ても現在が最も高い数値となっていることがわかります。

しかし、実際に自分が持っているマンションが高値で売却できるかどうかは、築年数や使用状況によって異なりますので、マンション売却査定を通してしっかり準備していく必要はあります。
マンション売却査定時には、複数の不動産会社へ売却査定依頼しつつ、信頼できるマンション売却のパートナーである不動産会社を選びましょう。