
マイホームや投資用マンションの売却を考えている方は、売却時に注意しなければならない点がいくつかあります。
知らずに売却してしまうと、売却活動中にトラブルに見舞われたり、売却金額で損をする可能性も。せっかく売却するなら、損はしたくないですよね。
そこで今回は、マンション売却の注意点について徹底解説。また、失敗しやすい原因とその対策法も紹介していますので、マンション売却を控えている方は、参考にしてください。
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Contents
マンション売却の注意点①所有者
マンションを売却する際の意外な落とし穴となるのが、所有者です。名義を共有で購入したマンションの場合は、共同名義人の同意が必要となります。
離婚した相手と連絡が取りにくいときは、売却するまでの間にもかなり労力を使うこととなってしまいます。
解決法|名義人変更をしておく
ここでつまずかないためにも、共同名義人になった相手と離婚などで疎遠になる可能性がある場合は、必ず名義人の変更をしておきましょう。
名義人変更には用意しなければいけない書類も多いため、売却の直前に行うと、スケジュールがずれる可能性があります。

マンション売却の注意点②売却期限
売却活動はどのくらい前から行えばいいのか、迷う方もいるでしょう。
実際に売却活動を始めるまでの準備段階で、マンションの査定をしたり、不動産会社を選ぶのにも時間がかかります。
では、どのくらい前から始めるのは正解なのでしょうか。
解決法|4か月以上前から準備を始める
マンションの平均売却期間は、3~4か月ほどです。ですから、売却期限の4か月以上前から準備をするのが正解です。
売却期限の半年ほど前から始められると、余裕を持って活動ができます。

マンション売却の注意点③査定額の適正さ
マンションを売却するときの値段は、不動産会社が査定をして決めます。
買った時よりも金額が落ちることがほとんどですが、どのくらい落ちるのか、査定額が正しいかなど、不動産経験者ではない限り判断がつきにくいですよね。
満足できる金額でマンションを売却するために、次のことに気を付けましょう。
解決法|相場を確認しておく
査定をお願いする前に、周辺の相場を確認しておくことで、適正な査定額かどうかを見極めることができます。
周辺の似たような物件の売り出し価格、または同じマンションの別の部屋の売却事例などを見て、査定額を確認しましょう。

マンション売却の注意点④不動産会社の選び方
「マンション売却をお願いする不動産会社は、家から1番近いところでいいや」などの決め方をすると、売却に時間がかかったり、スムーズに進まないこともあります。
不動産会社には、それぞれ得意な分野、不得意な分野があるものです。
お近くの不動産会社、マンション売却が本当に得意なのか確認しておくといいでしょう。
解決法|実績や事例を確認する
不動産会社の公式サイトや店舗のページ、または店頭へ行けば、ほとんどの場合、それまでの実績や事例を見ることができます。
また、マンション売却に自信があれば、「マンション売却なら当社にお任せください」などの特集ページを組んでいることもあるので、探してみてくださいね。

マンション売却の注意点⑤税金の計算
マンション売却でかかる税金は、以下の3種類あります。
- 印紙税
- 登録免許税
- 所得税・住民税
その中でも、気を付けなければならないのは「所得税・住民税」です。これらは、マンション売却により、購入時よりも利益が出たときにのみ発生します。
特に投資用マンションを売却して利益が出たときは、マイホーム特例が効かないので、注意が必要です。
解決法|控除される制度がある
実際に自分が住んでいたマンションを売却した場合は、「マイホーム特例」が適用されます。
マイホーム特例とは、利益から3000万円が無条件に控除され、さらに長く住んだマンションであれば、所得税・住民税の税率が低くなる特例のことです。

マンション売却で失敗する原因3つ
マンション売却での失敗しやすい代表的な原因は、大きく分けて3つあります。これらに十分気をつければ、マンション売却での失敗は避けることができるはずです。
原因①期限まで時間がない
日程に余裕があれば希望金額で売れるはずの物件なのに、期限まで時間がないゆえ、値下げせざるを得ない状態になることもあります。
また、売り出す時期も重要です。8月は不動産業界の閑散期と言われているので、物件がなかなか売れません。
そんな中、売却期限が1ヶ月しかない状態だと、金額よりもスピードを重視し、結果として安い金額で売却してしまうこととなりがちです。

原因②不動産会社を適当に選んでいる
前途したように、マンション売却が得意ではない不動産会社もあります。
その情報を調べずに、適当に選んだ不動産会社と契約してしまうと、売却活動がうまくいかずに時間がかかってしまう可能性が高いです。
売却事例や実績を見れば、マンション売却が得意なのか判断できます。

原因③査定額を比較していない
マンションの売却査定額は、不動産会社によって異なります。
場合によっては数百万円の差が出ることもあるので、複数社の不動産会社と比較しないと、損してしまう可能性もあるでしょう。
わざわざ家に呼ばなくても、ネット上で簡単に査定依頼を申し込むことができるので、ぜひ利用してみてください。

マンション売却におすすめのサービス2選
不動産売却の中でも、マンションを売りたい方におすすめのサービスを2つ紹介します。
マンションナビ
- マンション専門の一括無料査定サイト
- 地図をクリックすれば、その地域の相場がすぐにわかる(公式サイトのみ)
- マンション名で査定額を検索できる(公式サイトのみ)
- エリアごとに情報を公開していて、売り時がわかりやすい(公式サイトのみ)
マンションナビは、マンション売却専門の不動産一括無料査定サイトです。そのため、マンションを売る人に特化した便利な機能が揃っています。
例えば、トップページの検索窓からマンション名を入れるだけで、すぐにマンションの価格を見ることができ、地図の地名をクリックすれば、その地域のマンション名がずらっと表示され、相場を簡単に見ることもできます。
マンションに特化していながらも、登録社数は2500社と多く、最大で9社から査定結果も届きますので安心して利用することができます。

出典:マンションナビ公式サイト
【一都三県限定】イエシルなら中立的な相場価格を提示してくれる
- 徹底して中立的な相場価格を提示
- 約9000万件の賃貸情報や売却履歴のデータをもとに、適正価格を算出
- 不動産仲介経験10年以上・有資格者の専任アドバイザーが無料でサポート
- 首都圏の人気マンション価格はトップページからすぐにわかる
IESHILは、上場企業の株式会社リブセンスが運営するマンションの価格査定サイトです。上記で紹介した一般的な価格査定サイトよりも、徹底して中立的な相場価格の提示にこだわりを持っています。
実際には売れないような高い査定価格ではなく、約9000万件もの莫大な不動産賃貸、売却データをもとに、適正な売却価格を公開してくれます。
政府が提供するデータをもとに、特許を取得した算出方法から、客観的な評価額を出しているので、中立的な査定が可能になっています。
さらに中立的な価格を知った後は、元不動産営業のプロの専任アドバイザーが、売却の不安を無料でサポートしてくれます。

出典:イエシル公式サイト
【3社比較】おすすめの不動産一括査定サイト
SUUMO売却査定
- 当サイト独自アンケートで人気No.1!
- 大手リクルートグループが運営するサービス!
- 有名なSUUMOに自物件を掲載可能!
- 提携社数2000社以上!10社同時比較可能!
- 完全無料!全国対応!
SUUMOはタウンワークやゼクシィ、リクナビなどで有名なリクルートグループが運営しているサービスです。
SUUMOでは、全国のエリアごとに売却事例などの情報を掲載しており、さらに不動産会社の店舗の特徴や実績、スタッフ情報も確認できます。
そのため、査定額が妥当か判断しやすく、査定額を提示した不動産会社が信頼できる会社か見極めやすいのです。
同時査定依頼可能数も6社のサイトが多いなか、SUUMOでは10社の査定額から検討することができます。
そして、SUUMOを利用して不動産契約をすると、知名度が高いSUUMOに物件の広告を掲載でき、早期の売却が期待できます。

対象エリア | 全国 |
---|---|
提携会社数 | 2000社以上 |
同時査定依頼数 | 10 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
すまいValue(バリュー)
- 他社にはない業界最大手6社で査定ができる
- 年間取引数は6社合計11万件以上の実績
- 顧客満足度96.7%
- 大手ならではの交渉力・スピード感|売却まで平均2.7ヶ月
- 完全無料!全国対応!
すまいValueは、業界トップ企業6社の直営による不動産一括査定サイトです。そのため提携している不動産会社も、最大一括査定数も下記の6社に限定されています。
- 小田急不動産
- 住友不動産販売
- 東急リバブル
- 野村の仲介PLUS
- 三井のリハウス
- 三菱地所ハウスネット
他の一括査定サイトと比べると、かなり少ないと感じるかもしれませんが、上記の6社は不動産業界を牽引する最大手です。
6社の知名度は高く、11万件を超える年間の実績があります。安心して売却を任せられ、確かな営業力でスピーディーに売却が進むと考えられます。
デメリットとして、査定が全て大手企業であることからも、売出中物件は都市部に集中しているようです。地方の方はSUUMOやイエウールなど他の一括査定サイトもあわせて利用することをおすすめします。

対象エリア | 全国 |
---|---|
提携会社数 | 6 |
同時査定依頼数 | 6 |
運営会社 | 小田急不動産 住友不動産販売 野村の仲介 三菱地所ハウスネット 東急リバブル 三井のリハウス |
イエウール
- 全国の不動産会社1,900社以上と提携|特に地方の不動産に強い
- 「月間ユーザー数」「提携社数」「エリアカバー率」すべてNo.1
- 累計利用者数1,000万人以上
- 一括査定フォームの入力はチャット方式で簡単
- 完全無料!全国対応!
イエウールは、業界最大級の不動産一括査定サイトです。11万件を超える年間の実績しています。
対応エリアの幅が広いことが強みで、都市部はもちろん、地方に強い不動産会社も登録しています。
デメリットとしては、大手不動産会社の登録が少ないことです。気になる方は大手に特化しているすまいvalueとあわせて利用するのがおすすめです。

対象エリア | 全国 |
---|---|
提携会社数 | 1900社以上 |
同時査定依頼数 | 6 |
運営会社 | 株式会社Speee |
出典:イエウール公式サイト
住友不動産販売
- 問い合わせから売却までマンツーマンの営業体制
- 顧客満足度94.1%!
- 年間購入相談件数18万件以上
- 売却中の室内をより魅力的にするバーチャルステージング
- 完全無料!全国対応!
住友不動産販売の特徴は、営業担当者がマンツーマンでついてくれることです。
お問い合わせ時から売却後のアフターフォローまで、一貫して担当者がついてくれるため、責任のある取引をしてくれるでしょう。そうした丁寧なサービスから、顧客満足度は94.1%となっています。
また、独自サービスのバーチャルステージングは、360°カメラで撮影したマンション室内の写真を加工するサービスです。余計なものを消して、素敵な家具を配置することで、買い手が購入後の暮らしをイメージできます。

対象エリア | 全国 |
---|---|
提携会社数 | - |
同時査定依頼数 | - |
運営会社 | 住友不動産販売株式会社 |
出典:住友不動産販売公式サイト


よくある質問
まとめ
マンション売却をする際は、所有者や売却期限などの注意点を確認してから行いましょう。
不動産会社選びも非常に重要です。一括査定サイトを使い査定額を比較し、そしてマンション売却が得意な会社を選びましょう。
マンション売却時に、購入当時よりも利益が出た場合は、所得税と住民税の支払いが発生します。
実際に住んでいた物件を売却する場合は、マイホーム特例が適用されますので、支払う税金も少なくて済むはずです。

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