【売却編①】「家を売るって何から始めるの?」売却の全体像とスケジュール早わかり
準備〜売却完了までの流れと期間をざっくり把握して安心スタート!
2025/07/18初版 2025/9/19更新
「売るなんて、まだ先の話だと思ってた」──それでも知っておきたい“第一歩”
- 相続で突然、空き家を引き継ぐことになった
- 子どもが巣立ち、広すぎる家に持て余している
- 住宅ローンの残債が重く、住み替えを検討中
- 転勤や離婚など、急な事情で「売らざるを得ない」
不動産の売却を検討するきっかけは、人によってさまざまです。けれど共通して言えるのは──「初めての売却は、何から始めていいか分からない」ということ。
この記事では、不動産売却の第一歩として、
「売却の基本的な流れ」から「やっておくべき準備」「知っておきたい心構え」までを、プロの視点でやさしくナビゲートします。
STEP1:まずは「何のために売却するのか?」を明確にする
目的を明確にすることで、売却の方針が決まる
| 売却理由 | 売却の進め方に影響すること |
|---|---|
| 転勤・住み替え | スピード重視/引渡し時期の調整が必要 |
| 相続 | 相続人間の合意形成・名義変更手続きが必要 |
| 離婚 | 財産分与・ローン残債の精算など複雑な整理が必要 |
| 資産整理 | 税金対策や買替特例の検討が必要 |
▶ 売却理由がはっきりすれば、「いつ・いくらで・どのように売るか」という方針が立てやすくなります。
STEP2:不動産売却の全体像を把握しよう
全体の流れ(標準的なスケジュール)
| フェーズ | 主な内容 |
|---|---|
| ① 事前準備 | 査定・資料集め・方針決定 |
| ② 媒介契約 | 仲介会社と正式契約を結ぶ |
| ③ 販売活動 | 広告・案内・内見・交渉など |
| ④ 売買契約 | 買主と条件合意・契約締結 |
| ⑤ 引渡し準備 | 抵当権抹消・引越し・精算手続き |
| ⑥ 残金決済・引渡し | 所有権移転・鍵の受け渡し |
▶ 流れを知っておくだけで、「何がいつ起こるか」が見通せて安心感が生まれます。
STEP3:最初にやるべき“準備”と“心構え”
✅ 今すぐ手元に用意しておきたい書類
- 登記簿謄本(登記事項証明書)
- 権利証または登記識別情報
- 購入時の売買契約書・重要事項説明書
- 建物図面・間取り図
- 固定資産税納税通知書
- 管理規約・議事録(マンションの場合)
- 管理費・修繕積立金の額がわかる書類(請求書等)

▶ 資料がそろっていれば査定や売却手続きがスムーズに。事前準備で安心が段違いです。
✅ よくある“先入観”を取り払おう
- 「不動産会社に頼めば全部やってくれる」は半分正解
- 「とにかく高く売れればいい」では長期化やトラブルの元に
- 「リフォームしなきゃ売れない」は必ずしも正しくない

▶ 不動産売却は“売主自身もプレーヤー”です。情報収集と判断の意識を持ちましょう。
STEP4:仲介と買取、どちらが自分に合っている?
| 方法 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 仲介(一般的) | 市場に出して買主を探す | 高く売りたい/時間に余裕がある人 |
| 買取(業者) | 不動産会社が直接買い取る | 早く売りたい/現金化したい人 |
▶ 初回から「買取希望」と決めつけず、複数の選択肢を比較することが重要です。
事例紹介:「とりあえず査定」から始まったNさんの成功体験
Nさんは、相続した空き家の売却を検討しつつも、「何も分からない」と不安ばかり。
不動産会社に無料査定を依頼し、流れや税金の説明を受けることで具体的な計画が立ち、
約3ヶ月後に希望価格でスムーズに成約。
▶ 「聞いてみる」ことから売却の成功が始まると実感したとのこと。
FAQ:初めての売却に関するよくある質問
Q. 売却するだけでも仲介手数料はかかる?
A. はい。売買が成立した場合に、「売却価格 × 3% +6万円(+税)」が一般的な上限です。
▶ 成約しない限り、費用がかからない成功報酬型です。
Q. 家が古くても売れる?
A. はい。築年数が古くても、土地としての価値がある場合や「リフォーム前提」で購入希望者がいる場合もあります。
Q. 売却後、住み続ける方法はある?
A. 「リースバック」という手法で、売却後に賃貸として住み続ける方法もあります。
▶ 高齢者・住替え資金の捻出を希望する方などに利用されています。
まとめ:売却の第一歩は「調べること」「話してみること」から
不動産の売却は、人生でそう何度も経験することではありません。
だからこそ、「知らないこと」が多くて当然です。
- いくらで売れる?
- どうやって売る?
- 誰に相談すればいい?
こうした疑問は、「最初の一歩」を踏み出すことで、必ずクリアになっていきます。
まずは「売ることを考えている」と相談できる相手を見つけることが、成功の第一歩です。
次回予告:売却編②|売却価格の決め方と査定の仕組み──“高すぎず安すぎず”納得できる価格を出すには?
次回は、いよいよ「いくらで売るか?」という最も気になるテーマへ。
査定の種類、相場の見方、売出価格と成約価格の違いなど、“納得できる価格設定”のためのノウハウをお届けします!



