不動産投資を検討していている方の中には、「不動産投資はやめとけ」という書き込みを2chやSNSでときどき目にすることがあったかと思います。たしかにリスクがないわけではありません。
しかし、ワンルームマンションやアパートでも収入を得ることは可能です。なかにはサラリーマンの傍ら、不動産投資で儲けている人もいます。
そこで本記事では、不動産投資はやめとけといわれる7つの理由と不動産投資やめとけといわれる人の特徴について解説します。また、不動産投資に伴うリスクとその対策法も紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
監修者
岡本 康
ブルー・ソリューションズ株式会社代表取締役『FIREできる不動産投資3つのルール』(スタンダーズ社)
1965年生まれ、名古屋市出身。ブルー・ソリューションズ株式会社代表取締役 営業系の転職を4回経験。不動産投資を知り勉強を始め、 2021年3月に会社員生活に終止符を打ちFIREを達成。現在は不動産資産管理会社と不動産情報解析サービス会社を経営。不動産投資で資産を築く投資家のためにノウハウを伝えて、FIREするためのサポートを行っている。
監修者
小島 薫
【専門分野】金融業・不動産業
【得意分野】
BtoC:ファイナンシャルプランニング及び金融商品・不動産のコンサルテーション業務
BtoB:不動産事業とのアライアンス業務
【所属組織・役職】
株式会社フォーメンバーズ
ネットワーク加盟事業本部 事業本部長
【保有資格】
日本FP協会認定Certified Financial Planner
国家資格1級ファイナンシャル・プランニング技能士
国家資格 宅地建物取引士
国家資格 賃貸不動産経営管理士
平成8年3月専修大学法学部法律学科卒業後、陸上自衛隊松戸駐屯地勤務。前期教育隊中隊長賞、後期教育隊教導隊長賞など優秀な成績を収める。
訓練の日々に人と接しながら人の役に立つ仕事がしたいと思い、平成11年4月改めて郵政省へ転職。郵便局の内勤事務にて郵政3事業(郵便・貯金・保険)に携わる。窓口業務の傍ら営業の楽しさに目覚め、簡易保険事業の優秀な営業スタッフが目指す、最高優績者表彰、国際優績者表彰受賞するまでとなる。郵政民営化、リーマンショックの際、さらにステップアップしたいと考え平成20年1月外資系銀行へ転職。リテール部門にて特別賞を受賞するなど優秀な成績を収める。
ヘッドハンティングを経て平成21年7月より現株式会社フォーメンバーズにて金融機関窓口セールスの営業力向上のコンサルティングを行うシニアコンサルタントとして活躍。現場スタッフとのコミュニケーションを大切にした手法にて講話、OffJT、OJT、仕組みづくりなどを行い、売上対前年比最大700%を達成するなど数々の実績を誇る。
新興系の銀行に対して、住宅ローン推進におけるコンサルティングをしたつながりにより、イオングループによる不動産仲介業ブランドである「イオンハウジング」立ち上げに関わる。現在はイオンハウジングネットワーク加盟事業本部の責任者として加盟店の運営・拡大に尽力している。
▶CFP®︎認定者資格証明書はこちら
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監修者
田口 宗勝
【専門分野】不動産ファイナンス・不動産評価
【得意分野】マーケティング戦略・プロジェクト管理
【所属組織・役職】
株式会社フォーメンバーズ
資産管理事業部
アセットマネジメント部門 課長
【保有資格】
宅地建物取引士
平成6年、武蔵大学を卒業後、旭ダイヤモンド工業(株)に入社。名古屋支店に配属され、中部エリアの自動車関連工場の営業担当として活躍をする。
そこでトヨタのカイゼンシステムを実際に体験し、業務効率化に対する熱い関心を抱く。
しかし、平成7年に起きた阪神・淡路大震災の前日、神戸旅行の予定を胸騒ぎによりキャンセル。この予感が的中し、奇跡的に災害から免れる。この経験から、人生を大切にする決意を固め、いつ死んでも後悔のない人生を送ることを決心する。
その後、札幌のハウスメーカーであるコスモ建設(株)でマネージメントの修行を始める。実際の現場で働きながら、リーダーシップの重要性や効果的な指導法を学ぶ。従業員たちを鼓舞し、モチベーションを高める方法や組織全体を一丸として最高のパフォーマンスに導く手法を体得。現場の実践を通じて、人々を動かし、組織を成長させるために必要なスキルや知識を身につける。
平成13年には、パンダ不動産を創業し、時代の先駆者として注目を浴びる。インターネットを活用した収益物件の全国販売に成功し、多くの投資家から感謝される存在となる。管理とバリューアップを並行して行い、5年後には高い評価を得て売却する手法を確立する。
さらに、グローバルな不動産投資にも進出し、香港やカナダなどで活躍。幅広い人脈を築いたことから金融サービス業にも進出し、成功を収める。
その後、フリーペーパー発行や無料情報チャンネル開設、地元の地上波テレビへの出演などを通じて、広く知名度を上げる。紹介を中心とした営業スタイルに特化し、多くの人々からの信頼を得ることに成功する。
そして、平成30年には、自身のノウハウを全国に広めるために(株)フォーメンバーズに参加。八丁堀店と市川妙典店の両店舗での店長を経て、現在は資産管理事業部の課長として、アセット マネジメント部門を統括している。さらに、同社のメディア監修も担当。不動産業界に革新的な情報を提供し、多くの人々を魅了している。洗練されたアイデアと緻密な戦略により、常に業界のトレンドを先取りし、最先端の情報を発信しつづけている。
▶宅地建物取引士資格証明書はこちら
執筆者
真壁
不動産売却を決めたけど、次はどうしたらいいんだろうと悩んでいませんか?実は、不動産売却を考えたら、次のステップは不動産の一括査定サイトを使うことになります。不動産がいくらで売れるかは選んだ不動産会社次第になりますが、不動産一括査定サイトを利用することで不動産会社選びに失敗するリスクをおさえることができ、おすすめです。
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・不動産の公正競争規約
Contents
不動産投資はやめとけといわれる理由
まずは、不動産投資はやめておけと言われる理由として挙げられるものを紹介しましょう。
- ローンを組むから
- 不動産投資経験者が少ないから
- 不動産仲介業者に騙されたという話があるから
- 2chにワンルームマンション投資で失敗したという書き込みがあるから
- 予想より利益が出ないから
- 不動産価格の予想が難しいから
- 日本の人口は減少しているから
ローンを組むから
不動産投資はやめとけといわれる理由のひとつに、ローンを組むのが怖いという点があります。たとえばワンルームマンション投資のために1室を購入するだけでも、1,000万円以上の資金が必要です。
車や家のローンは、自分で毎月返済していかなければなりません。しかし、不動産投資ローンでは購入した物件に入居者がいます。その入居者からの家賃を毎月の返済額に充てられるのです。
不動産投資でローンを組む際の返済遅滞のリスクを回避するために、次の点を意識しましょう。
- 家賃収入が毎月の返済額を上回るようになっているか
- 空室状態が続くというリスクが少ない魅力的な物件かどうか
- 最終的に売却するときに、購入価格より大幅に値が下がる物件ではない
不動産投資を成功させるには、ローンの仕組みを理解することが重要です。仕組みを理解すれば、ローンの滞納により動産投資に失敗するリスクを軽減できるでしょう。
不動産投資経験者が少ないから
不動産投資経験者が少ないのも、不動産投資はやめておけといわれる理由の一つです。
実際に国土交通省がおこなった、「個人投資家への不動産投資に関するアンケート調査結果について」※の報告を見ると、不動産投資経験者の少なさが分かります。
株式やFXなどの投資経験があっても、不動産投資の経験がある人は少ないのです。これは、周りに不動産投資の知識やリスクを教えられるだけ知識・経験のある人が少ないことも意味します。
未経験者の言葉だけで判断するのではなく、自分で知識を収集し不動産投資の実態を正しく理解することが重要です。
※:国土交通省「個人投資家への不動産投資に関するアンケート調査結果について」
不動産仲介業者に騙されたという話があるから
不動産業者に騙されるので、不動産投資はやめとけという人がいます。しかし不動産業者に騙されたというケースは、多くの場合ある点が共通しています。
それは、不動産投資のリスクを理解しないまま、不動産業者の提案を鵜呑みにして受け入れてしまったという点です。こうした問題は、不動産投資の正しい知識を身につけることで回避できるでしょう。
そして、悪質な不動産業者にも共通点があります。「高利回り」「サブリース契約で入居者の有無に関係なく毎月収入が保証される」といった、魅力的な面を強調する傾向があることです。
もっとも、こうした問題も解決は可能です。高利回りを保証する根拠を見極め、サブリースで毎月の収入を約束するとした仕組みに疑問を抱ける知識があるとトラブルを未然に回避しやすくなります。
不動産業者に提案されたメリットしか感じられない話にはどういったからくりがあるのか考察できる知識を身につけたうえで、不動産投資に取り組むのが無難です。
2chにワンルームマンション投資で失敗したという書き込みがあるから
5chやSNSでは「ワンルームマンション投資に失敗した」という類の書き込みが、ときどき見られます。こうした書き込みの影響を受けて、不動産投資はやめておけという意見が出るようです。
しかしこうした書き込みを過信してはいけません。不動産投資に失敗したと書き込んでいる人すべてが、知識をしっかり身につけているとは限りません。
予想より利益が出にくいから
不動産投資は利益が思ったより出ないからやめとけという方もいます。この意見は、ある意味正解です。
投資対象となる不動産を購入するためにローンを組んだ場合、毎月かなりの額を返済しなければなりません。毎月の家賃収入から、ローンの返済額や物件の維持管理費を引いてみてください。
しかし不動産投資は、すぐに多くの利益を得られるタイプの投資ではありません。数十年後にローンを完済して、そこからは家賃収入による不労所得を獲得することを目的とした投資法です。
不動産価格の予想が難しいから
不動産価格は予想するのが難しく、今後値上がりするかどうかもわからないのでやめておいた方がよいという意見もあります。
逆にオリンピック後コロナ禍でもマンションや一戸建て住宅不動産価格は、不動産価格指数の表※の通り上昇しています。今後も価格は上昇するか、それとも下がるのか予想が難しいものです。
それを理由に、今は不動産投資はやめておけという意見が出るようです。不動産投資を始めるタイミングを見極めるのが難しいようであれば、不動産投資会社のサポートを受けてみてください。
日本の人口は減少しているから
日本には人口減少や少子高齢化、それによる空き家率の上昇という問題があります。これも、不動産投資はやめておいた方がよいという意見が出る理由の一つです。
たしかにこうした問題は、不動産市場に大きな影響を与える要素です。とはいえどういった人に、どんな不動産の需要があるのか把握できていれば、投資を成功させるチャンスはあるといえます。
単身者向けの賃貸マンションやアパートなどの需要には、まだ伸びしろがあるといえるでしょう。
単身者世帯が住みやすいような、行政・医療・商業・防災などのサービスが充実している地域にターゲットを絞ることも効果的です。
不動産投資はやめとけといわれる人の特徴
ある特徴を持っているがゆえに、不動産投資はやめとけといわれる人がいます。
下記の特徴にあてはまる場合には、不動産投資に挑戦する前に、誰かにアドバイスを求めることがおすすめです。
- 融資を受けるための個人属性が弱い
- 不動産投資の知識が不足している
- キャッシュフローが計算できない
- なかなか決断できない人
融資を受けるための個人属性が弱い
投資対象となる物件を購入するために、通常ローンを組みます。そこで必要となるのが、融資審査を通過できるだけの個人属性をもっているかどうかです。
しかし属性を持っていない場合、不動産投資するための融資を受けることが難しくなるので、個人属性が弱い人は不動産投資に向いていないといえるでしょう。
不動産投資の知識が不足している
不動産投資をする際は不動産投資に関する知識がないと、運用を始められても不利益を生じるでしょう。
また、不動産投資について勉強する時間がない、不動産業者の営業担当者の言葉をすぐに鵜呑みにしてしまうタイプの方も要注意です。
キャッシュフローが計算できない
お金の流れが計算できない人も不動産投資に手を出すのはやや危険です。不動産投資では、好条件の物件を購入できたとしてもリスクがゼロになるわけではありません。
メリットとリスクを比較しながら、総合的かつ長期的に物事を見て判断し最適なタイミングで最適な物件を購入するのが理想です。
なかなか決断できない人
物事を一面的にしか見ることができない人や優柔不断でなかなか意思決定ができない人は、不動産投資に不向きといえるでしょう。
また、基本的に投資は利益が出る前に自己資金を投資しなければいけないので、投資したお金を失うのが絶対嫌と考える人も不向きといえます。
不動産投資の失敗事例
- 不動産会社の言う通りにした結果失敗
- 都合よく考えてしまった
- 選ぶ物件が良くなかった
- 利回りだけを見てしまった
- アパート一棟に投資したが家賃滞納者がいたことでさらに費用がかかった
- 社会人になって焦って不動産投資した結果失敗した
- 節税しようとして失敗
不動産会社の言う通りにした結果失敗
不動産投資会社は物件の管理手数料だけでなく、仲介することでも利益を得ています。そのため、場合によっては良い情報しか出さない不動産会社が存在していることも事実です。
本来誠実な対応をする不動産会社ならデメリットも伝えて、不動産を購入するかの判断を投資家に委ねますが、冷静さを欠いていると結果的に担当者の言う通りに動いてしまいます。
都合良く考えてしまった
この失敗例では、現実的なデータを客観的に見れなかったことが原因です。理想が大きすぎると、現実的な考えができなくなってしまいます。
不動産投資では現実的なデータをもとにいくら投資するか予測することが大事なので、見通しが甘いときちん失敗する確率が高くなります。
選ぶ物件が良くなかった
物件には資産価値の高いものとそうでないものがあります。物件価値が高いときちんと収益が上がりますが、物件価値が低いと本来得られるはずの収益も見込めなくなります。
不動産は1度購入してしまうと替えが効きにくいので、物件選定は慎重に行うことが重要です。
利回りだけを見てしまった
利回りとは、投資した金額にどれぐらいのリターンが見込めるかどうかです。そのため、利回り数値は大きければ大きいほど利益が見込めます。
そのため、利回りの高さも重要ですが、物件稼働率も併せて確認するのが重要です。
アパート一棟に投資したが家賃滞納者がいたことでさらに費用がかかった
不動産投資ではいくら物件価値の高い物件に投資をしていても、自分にはどうにもできない「家賃滞納」が起こることもあります。
空室=収益なしの状況なので、この状況がずっと続いたり多くなったりした場合はただ管理費用だけが重なることになってしまいます。
社会人になって焦って不動産投資した結果失敗した
そもそも投資では「若いうちから投資したほうが良い」「若いうちからやっておくと失敗しても替えがきく」という言葉を一度は耳にしたことがあるかもしれません。
しかし、焦って知識もないままにローンを組んで不動産投資したりすると、知識を身に着けてから投資するより失敗する確率は格段に上がります。
節税しようとして失敗
不動産投資を検討している人の中には”不動産投資で節税対策できる”という文言を一度でも耳にしたことがあるのではないでしょうか。
そのため、節税目的で始めるならまずは自分の所得などが節税対策に当てはまるかどうかを不動産投資会社や税理士などに相談するのが大事です。
不動産投資を成功させるためのポイント
- 不動産投資を始める前に正しい知識を身につけておく
- 不動産投資を行う上での目標数値を明確に決める
- 相場や物件価値をしっかり調べてから投資物件を購入する
- 失敗事例となった情報を集める
- 不動産投資に起こり得るリスクを理解しておく
- 投資物件を選ぶときは慎重に行う
税金や管理費は定期的に計算し資産を管理する
不動産投資を始める前に正しい知識を身につけておく
不動産投資を始めるときは、不動産投資における正しい知識を身につける必要があります。
全体像を把握できたら、セミナー参加や個別相談にてさらなる深い疑問を解消し、新しい情報も取得するのがおすすめです。
不動産投資を行う上で目標数値を明確に決める
不動産投資を行う際には利益を上げることが最も重要ですが、ただ漠然と「収益を出す」という考えではなかなか自己資産の形成に繋がりにくくなります。
そこで重要なのが目標数値を明確に決めることです。例えば「毎月5万円以上の得利益を出す」だったり「今運用している物件を5年後に売却して、3,000万円の利益を出す」など。
仮に利益が出ないとなった場合も数値を明確にしておくことで原因追及しやすくなったり、改善しやすいのも目標数値を決めるメリットの1つです。
相場や物件価値をしっかり調べてから投資物件を購入する
不動産投資する物件を購入する際には物件の周辺相場や物件価値をしっかり調べてから購入するのがおすすめです。
物件価値を調べる際は、下記方法で調べることが可能です。
- 土地総合情報システム
- レインズ・マーケット・インフォメーション
- 不動産ポータルサイト
- 不動産会社
物件の周辺相場や物件価値をしっかり調べずに相場よりも高い物件を購入してしまうと、売却時などに損する可能性があるので注意が必要です。
失敗事例となった情報を集める
不動産投資を始める前には、不動産投資で失敗した事例情報を集めることも投資成功の鍵です。
例えば「近くに新築ができて空室が起こるようになった」などの失敗例を集めることで、購入検討していた物件に対するリスク対策が講じやすくなります。
成功するための行動も大事ですが、どんなときにもリスクは潜んでいることを頭に入れておきましょう。
不動産投資に起こり得るリスクを理解しておく
不動産投資には、防ぎきれないリスクが起こることも把握しておくことが必要です。
空室リスク起こる原因は様々ですが、例えば「以前より賃料があがったから入居できる人が少なくなった」など。
その他、入居審査がゆるいと規律を守れない人が出てくる可能性があるので家賃滞納に繋がります。また設備が劣化している場合、修繕するための費用も必要です。
投資物件を選ぶときは慎重に行う
物件選定は成功するか失敗するかの大きな要です。そのため、不動産の市場動向が良好でも焦って物件選定するのは危険でしょう。
物件を選ぶ際は下記点を抑えることが重要です。
- 駅やバス停からの距離
- スーパーマーケット、コンビニエンスストア、商業施設などのはあるか
- 教育施設や医療機関はあるか
- 周辺物件の入居率状況
- 家賃相場は安すぎないか
- 賃貸需要が見込める場所か
税金や管理費は定期的に計算し資産を管理する
不動産投資において、負担しているお金に無駄があるときは削ることが大切です。
定期的な費用の見直しは資産形成するうえで重要なことであり、余分な負担額を減らせます。
やめとけと言われがちな不動産投資のリスク
不動産投資にはリスクが伴うので、その点もやめておけといわれる理由になっています。
とはいえ、不動産投資に伴うリスクとそれを回避する方法を知っておけば、不動産投資の成功率を高めることは可能です。
本項では、不動産投資に伴うリスクを紹介します。
- 空室状態が続く
- 築年数の経過により家賃の値下げ
- 災害などによる建物の破損
- 入居者とのトラブル
- 売却しようとしてもすぐには売れない
空室状態が続く
不動産投資、特にマンション投資には空室リスクがあります。投資した物件が空室になれば家賃収入は途絶えてしまいます。空室リスクは不動産投資を行うにあたって無視できない要素です。
空室リスクを回避するには、物件や賃貸管理会社選びが重要になります。
空室状態で家賃収入ゼロの状態を避けるため、サブリース契約をするという選択肢もあります。空室リスクへの対策をきちんと講じると、不動産投資の成功率を向上させられるでしょう。
不動産の価値が下落する
不動産投資では、家賃収入によるインカムゲイン・所有している不動産を売却することによる売却益のキャピタルゲインによって利益を生み出せます。
とりわけ不動産価格が下落した場合、希望価格で売却できなくなります。損する可能性があるので、これはリスクになるでしょう。
信頼できる不動産投資会社を利用して、興味のある物件がある地域について主に以下の情報を収集しましょう。
- これまでの不動産相場の推移
- 最近の不動産相場の状況
- 今後の不動産相場の展開予想
築年数の経過による家賃の値下げ
築年数の経過に伴い物件の外観や内装は経年劣化するので、それに従い家賃も下落していきます。
そのため、物件のある地域選びをはじめ、家賃を大幅に下げないで済むための対策をすることが求められます。
また賃貸管理会社にきちんとした管理や定期的なリフォームなどを依頼すると、家賃を大幅に下げる必要もないでしょう。
災害などによる建物の破損
日本は地震・台風・豪雨などの、自然災害が頻発する国です。こうした災害リスクを回避するためには、火災保険や地震保険に加入するのがおすすめです。
2023年現在でもこの基準が適用されています。物件を探すときには、この新耐震基準法が適用されているものを選べるでしょう。
入居者とのトラブル
オーナーである投資家自身が物件の管理をする場合、入居者とのトラブルにも対処しなければなりません。代表的な入居者とのトラブルには、以下のものがあります。
- 家賃滞納
- 騒音
- 共用部分の使い方やゴミ出しの仕方などのマナー
こうしたトラブルをオーナー自ら解決できれば問題ありません。しかしサラリーマン投資家のように、本業と物件管理の両方を行うのは難しいという場合もあります。
売却しようとしてもすぐには売れない
株や国債などの債券・金や宝石といった資産は、現金化したい場合すぐに売却可能です。しかし土地や建物といった不動産は、すぐに売却はできません。
一般的には、早くても3か月程度の期間が必要です。売却益を狙って不動産投資をするなら、こうした難点があることも想定しておいてください。
所有している不動産価格の現状を把握することで、今が売り時なのか見極められます。ふさわしい時期ならば、すぐに売却手続きに移れるでしょう。
【不動産投資のメリット】不動産は比較的安定した資産
- 不動産は実物資産であるため、急激な値崩れが起こりづらい
- 安定した家賃収入になる
- 管理が簡単
- 節税対策になることもある
不動産は実物資産であるため、急激な値崩れが起こりづらい
不動産は金やプラチナと同じように、そのもの自体に価値がある実物資産です。すぐに値上がりすることはないものの、大きく値崩れすることもありません。
株やFXのような金融資産は、少額でもスタートでき、比較的短期間で大きな利益を得られます。しかし短期間で資産を失うリスクもはらんでいます。
安定した家賃収入になる
反対に不動産投資は、最初にまとまった資金が必要なものの、入居者が確保できると安定した家賃収入が期待できるため副収入を得たい人や、将来のために資金を貯めておきたい人におすすめです。
現在は、様々な不動産投資会社でお金や資産形成に関するセミナーが開催されています。まずは話を聞いて、不動産投資をやるかどうかを決めるのも良いでしょう。
管理が簡単
さらに不動産投資は、物件管理を賃貸管理会社に委託できるものです。株やFXのように、いつも気にかけておく必要がありません。
うまく行けば楽をしながら毎月安定したお金が入るため、管理が難しくない資産形成をしたい人におすすめです。
節税対策になることもある
不動産投資をすると様々な経費が発生しますが、それらは経費として計上して確定申告をすれば収入から経費が引かれ、翌年の所得税や住民税が減らせる場合があります。
不動産投資で収入を得ながら節税対策ができることは大きなメリットとなるでしょう。
おすすめの不動産投資会社3選
ランキング根拠はこちらからご覧いただけます。
RENOSY
- 都市部で需要の高いコンパクトマンションを不動産投資向けに販売
- 管理業務はおまかせ!本業があってもマンション経営を可能に
- 管理業務プランは3つのプランから選択可能
RENOSYは都市部を中心に単身者やDINKs世帯、高齢者夫婦などに需要があるコンパクトマンションを不動産投資向けに販売。都市部ではこうした世帯がこれからも増える傾向にあります。
一定の需要があるので高い・空室リスクを心配せず、高い入居率の維持と安定した家賃収入を期待できるでしょう。オーナーになった後も、RENOSYが全面サポートしてくれます。
賃貸管理プランは、管理委託料や付帯したい保証などの条件で3つのプランに分かれているのが特徴です。オーナーが最適だと思うプランを選択できます。
空室時の無収入が心配という方は家賃保証が付帯している、NEOインカムという管理プランがおすすめです。
出典:RENOSY
トーシンパートナーズ
- 立地条件とデザイン、居住性に優れた独自ブランドのマンションを開発・販売
- 家賃滞納保証会社の利用可能!滞納リスクの心配もなし
- きめ細かい管理と運営サポートで資産価値を保持
トーシンパートナーズでは単身者向けのフェニックスシリーズ、単身者やDINKs世帯向けのコンパクトマンションのZOOMシリーズなどがあります。
独自ブランドのマンション開発が特徴で、人気エリアを選定して建設。優れたデザインと居住性から、長期的な需要が見込めるため、高い入居率と安定した家賃収入が期待できるでしょう。
家賃収入を確実にするために大手家賃滞納保証会社と提携し、原則としてその審査に通過した方のみを入居者としています。
さらにトーシンパートナーズには、マンション管理業務の代行、メンテナンスや修繕プランの見直しといったサービスも。
建物の価値を保つための丁寧なメンテナンスが可能となり、将来物件を売却するときも大きく損をする心配はないでしょう。トーシンパートナーズでは、オンラインの無料個別相談サービスを提供しています。
出典:トーシンパートナーズ
日本財託
- 入居率は99.72%と高水準を維持
- 初心者に人気な無料不動産投資セミナーを毎日開催
- 物件価値の高い非公開物件を紹介
- 高い入居率を実現するために5つの対策を実施
- 初心者でも安心のワンストップサービスでオーナーをサポート
日本財託は入居率99.72%、オーナー数約1万人、管理戸数約3万戸の実績を誇る不動産投資会社です。
日本財託では高い入居率維持のために「不動産会社からの協力」「入居審査基準の見直し」「豊富な情報発信」「内見機会を増やす内装工事」「何事にもスピード感をもって対応」の5対策を講じています。
また初心者でも安心して不動産投資活動できるよう、問い合わせから家賃受取まで一貫して充実したサポートをしているので失敗するリスクが低いのも魅力の1つです。
出典:日本財託
まとめ
この記事で不動産投資はやめたほうがよいといわれる理由を7つ紹介しました。主な理由は、ローンを組まなければならない、不動産会社に騙されることがある、思った以上に収益が期待できないなどです。
たしかに不動産投資にはいくつかのリスクが伴います。しかしリスクが起きた場合に備えてきちんと対策を講じると、ある程度回避することが可能です。
さらに信頼できる不動産投資会社をパートナーに選べば、不動産投資初心者でも収益が見込める物件を探せるでしょう。